見てもらえるチラシを制作するなら漫画チラシがおすすめ
2022/11/22 | By icomix |
<目次>
- 漫画チラシとは何?
- 漫画チラシ広告の効果ってあるの?
- 漫画チラシのメリット・デメリット
- 漫画チラシ制作の流れ
- 漫画チラシ費用はどれくらいかかるの?
- 効果的な漫画チラシを制作するための3つのポイント
漫画チラシとは何?
会社の事務所や、自宅には毎日多くのチラシ広告が配布されていますね。ダイレクトメールなど郵送で配布されも物も多いですが、これら全般を企業広告チラシと言います。皆様も毎日、多くの企業広告チラシを見るのではないでしょうか?
漫画チラシとは、印刷媒体のチラシ(リーフレット)に漫画を使用した広告のことを言います。漫画チラシはチラシの表面や裏面に漫画を使って商品やサービスをわかりやすく伝える広告媒体になります。
今回は、企業が漫画チラシを制作するときの効果、メリット・デメリット、気になる費用、制作の流れ、ストーリーの作り方、実際にどこに頼めばいいの、などについて、漫画チラシの全体像を解説いたします。
かなり昔から現在まで続いている新聞広告に「日ペンの美子ちゃん」というペン習字の漫画チラシ広告があります。その広告が掲載され始めた当時は新鮮で、かつ連続ものの漫画チラシ広告だったので、相当なインパクトがあったのではないでしょうか?
今では、学習教材などの「子ども向け」商材だけでなく、年齢が上の方たちも漫画に慣れ親しんでいる世代ですので、いろいろな商材に漫画チラシ広告が利用されています。
漫画チラシ広告の効果ってあるの?
この記事を読んでいるということは、今まで作成してこられた通常のチラシでは、集客効果が下がっていると感じている方もいるかもしれません。漫画チラシの制作を検討されているのであれば、今まで作成されてこられたチラシに、下記のような悩みがあるのではないでしょうか?
- チラシの反応率が下がってきている
- 新商品・新サービスの良さが伝わらない
- チラシ広告にインパクトがない
- 他社との競争が激しい
- ホームページとチラシを連動したい
- ターゲットとする顧客が集客できない
どれも深刻な悩みだと思います。集客を期待して、費用をかけてデザイナーにチラシを制作してもらい、印刷費用をかけ、新聞折込業者や地域のポスティング会社に依頼して配布する。それも、地域を細かく分け、エリアマーケティングをしながら、かつ、チラシの反応率をAB分析し、修正し、反復する。
これがまた、ダイレクトメールで配送するチラシあれば、さらに多くのマーケティング技術が必要になると思います。
もちろん初めてチラシ広告を作る方も漫画チラシにご興味を持っているかもしれません。
さて、チラシに絵を乗せた場合と文字だけの場合とで、情報量の伝わり方を比較すると、実際のデータとしては、絵は一瞬で文字情報の7倍の情報量を提供すると言われています。
確かに文字ばかり書かれたチラシを読み進めることは、時間がかかります。専門性の高い商材やサービスであればなおさら文字数が増えて、余計に時間がかかります。
そこに口絵などがあると読みやすくなると思いませんか。
それがさらに漫画チラシになったらどうでしょうか?「百聞は一見に如かず」と言われるように、漫画ですと文字とイメージによって理解しやすくなります。
つまり、「ポスト」から開けたら一瞬でチラシを「捨てる」か「読むか」を決める時に大きな要素となってくるのが、「他のチラシよりも明確に興味を引く!」ということなのです。
漫画チラシのメリット・デメリット
漫画チラシの1番のメリットは、ターゲット顧客の「購入したい」という気持ちを「物語」で動かすことができる、つまり「ターゲット顧客の心が動く」ということに尽きると思います。
「物語」で人の心は動くというのは、マーケティングの業界では当たり前の視点だと言われているのですが、物語を実際にチラシ広告に入れ込むとなると難しいものです。そこで、漫画を使ったチラシ制作の登場です。漫画チラシは、物語を伝える上で非常に有効なマーケティング手法になるという指摘があります。
通常のチラシと漫画チラシの違いに一番はなんだと思われますか?
それは、ストーリー性と、共感性です。
ストーリー性とは、物語を見たり聞いたりした人が、そのストーリーに引き込まれる性質のことです。例えば映画であれば、ある主人公が夢や希望を抱えているけれども挫折するような苦難や困難が待ち受けている。それを変えようと奮闘努力するも失敗。しかしチャンスの女神がそこに訪れ、一世一代の機会が。それを活かし、主人公は最後の戦いに挑む。そんなストーリーであればドキドキしますよね。
人は漫画があると、その世界観を知ろうとする行動を、無意識にしてしまうのです。基本的な漫画チラシ広告のストーリーはあとで説明しますが、起承転結で構成されます。これが4コママンガでも、ストーリータイプの漫画でも、同じように「顧客の心に刺さる」マンガであれば、最大の効果を発揮するわけです。
漫画というものは、画像があり、ストーリーがあります。ここにチラシの「読み手」の感情が共感すると、「心」が動きます。漫画チラシには、お客様の「心」を動かす要素がしっかりと入っています。
チラシの制作を依頼する人は、他のチラシやDM同様、捨てられるのではなく、「きちんとターゲット顧客に読まれ」、「実際の購買行動に進む」ことになれば、漫画を利用しなくてもどのような広告でも良いと思われることでしょう。
しかし現実は、一般的にチラシはポストに入っている雑多な郵便物と一緒の存在。いくら制作したとしても大変辛いことですが、ほとんど見向きされません。そこをどうやって結果を変えてゆくのか?どうやって実際のターゲット層にアピールするのか?チラシの効果を高めるためには、ここが重要ポイントです。
漫画チラシはその点で、最初の時点で「目立つ!」というプラスのアドバンテージがあるということは1番のメリットかと思います。
逆に漫画チラシのデメリットは何か?
漫画チラシのデメリットのひとつは、「費用がどれくらいかかるかわからない」ということです。漫画広告を制作している企業のホームページを見ると、ある程度の相場は出ていますが、どれくらいの価格に実際なるのか分かりにくい点はあると思います。漫画チラシ制作のご相談を躊躇される方は、「通常の広告よりも高い」と感じてしまっているハードルはあるのではないでしょうか?
もうひとつは、漫画チラシがターゲット顧客層に合っていない場合だと、広告効果が出にくい、という点だと思います。漫画広告の最も良い点は、ターゲット顧客層を特定し、その対象に対して直接「心を動かす」ところにあるわけですが、そもそもターゲット顧客層が外れてしまうと、漫画チラシの効果は高まりにくいと思います。
これは、最初のマーケティングをしっかりやっておけば解決できる問題ではあるわけです。ところが、マーケティングの3C分析や4P分析など、マーケティング要素までしっかりと関わって、漫画チラシ広告効果を最大限高めることまではしない漫画チラシ制作会社は少なからずあると思います。
当社の場合は、単なる漫画チラシ制作だけの会社ではなく、経営コンサルティング会社が母体のサービスですので、基本サービスとして、商品・サービスのマーケティング分析が先にあります。そのような、マーケティングに強みのある漫画チラシ制作の会社を選ぶことで、漫画チラシで成果が高まりにくいというデメリットは払拭できるかと思います。
漫画チラシ広告の効果ってあるの?
マーケティングをしっかり行って制作された漫画チラシは、広告効果はかなり期待できるものになります。当社の実績データだけで恐縮ですが、通常のチラシから漫画チラシにしたことで、お問合せが5倍、売上高が3.5倍、そしてリピート率が約2倍に増加したケースがあります。
漫画チラシは、PRしたいウェブ情報や商品、サービスに興味を持ってもらうためのフックになります。確実にチラシを手に取り読んでもらえる時間が増え、潜在顧客が情報を理解する手助けになるのならば、チラシの部数にもよりますが、決して費用対効果は悪くないと思いますね。
漫画チラシ制作の流れ
効果の高い漫画チラシを制作したい場合の流れをご紹介します。
1、詳細なヒアリング
漫画チラシの制作は、まず詳細なヒアリングが必要になります。
どのような目的で漫画を利用し、どのような成果を求めているのかを考えてみてください。
漫画チラシを制作する上で特に大切なのは「どのような顧客に漫画チラシで訴求したいのか?」ということを深く考えることです。これらをマーケティング分野では「セグメント分析、ターゲティング分析、ポジショニング分析」などと言います。これが明確になると、どの顧客にどのようなメッセージを伝えれば良いのかがわかってくるようになります。
当社の漫画チラシ広告制作では、この部分を経営コンサルタントが担当し、詳細なヒアリングによって対象顧客や顧客が求めるものを明確化します。
2、企画・構成
詳細なヒアリングでマーケティング要素が固まってきたら、漫画を含むチラシ全体の企画・構成をしてみましょう。
漫画チラシを制作する目的や成果を追求するために、どのような顧客にどのような内容を伝えるべきかを徹底的に練り上げてみましょう。
どのような漫画チラシを制作すれば良いかを複数の検討会議で話し合ってみてください。部門ごとに意外な視点が見えてきたりして、面白い制作会議となるかもしれません。
漫画チラシのデザインや内容の大まかな方向性が決まりましたら、漫画チラシの企画を行うスタッフにチラシのデザインやプロットを依頼します。プロットとは、漫画の世界観やストーリーを手書きで描かれたものです。
そして漫画チラシ広告のラフ制作、漫画のコマ割りに入ります。いわゆるコマが描いてあり、そこに漫画家さんの簡便な下書きとセリフが入ります。
3、下書き作成
企画・構成が終わり、漫画のコマ割りが終わると、次は漫画広告の下書き作成に入ります。
ラフのコマ割りができたら、次は漫画家さんの選定に入ります。
イメージに合った漫画家をいろいろな漫画広告制作会社やクラウド・サービスなどで選び、漫画の制作がスタートいたします。
漫画家さんの下書きが終わりますと、セリフの修正やカットの修正が行われます。
4、仕上げと公開
漫画の仕上がりが問題ないようであれば、漫画をチラシにはめ込んで仕上がりを確認します。同時に、作成された漫画をWEBにアップしたり、ランディングページにはめ込んで、作業は終了になります。
だいたい2ページのフルカラー漫画チラシを漫画チラシとして制作する場合は、3週間から4週間程度になることが多いようです。
漫画チラシ費用はどれくらいかかるの?
漫画チラシ広告は効果的だということをご理解いただけたと思いますが、費用としてはどのくらいかかるのか、気になりますよね。「普通の広告よりもお高いのではないか」と考えるかと思います。
漫画制作の費用と相場
いろいろな漫画チラシ広告の制作会社の相場を見ると、基本、初期の企画料で3万円から10万円かかります。
そして、フルカラーの漫画をA4サイズ1ページあたり、2万円から5万円程度になるかと思います。1ページあたり大体6コマですので、複数ページを制作となると、その金額を掛けていただければ相場が出るかと思います。
ただ実際には漫画チラシ広告は「クロスマーケティング」と言って、単体の広告媒体に用いることはせずに、WEB漫画と漫画チラシ、漫画ランディングページを同時に制作したり、漫画ランディングページと漫画動画を同時に制作したりして、制作費を抑えつつも相乗効果を高める手法も多々ありますので、いろいろと調べてみるのも良いかもしれません。
漫画チラシの相場としてはこのくらいが基本ではないかと思います。
価格面でできるだけ安く済ませるのであれば、ランサーズやクラウドワークス、ココナラなどのクラウドの漫画制作者に依頼するのも一案です。優秀な漫画広告制作者もいますから、そちらにお願いすることもコストダウンにはなると思います。
ただ、漫画広告の制作を漫画制作者に直接依頼することは、あまりおすすめしません。
漫画広告は意外にマーケティング技術と直結しますので、漫画だけが描けたとしても、商品やサービスの訴求に繋がりにくいケースがあるためです。
ぶっちゃけた話をすると、漫画家さんにはマーケティング要素をあまり考えず、一般的なビジネスの流れとは異なる現場で働いており、ビジネス環境に不慣れな人が多くいます。そういった漫画家さんの場合、依頼者と意思疎通を図ることが難しい場面が多いのです。
当社は、漫画家さんとコミュニケーションが取れなくて実際に困っている企業様を見て漫画広告サービスを立ち上げた経緯がありますので、皆様のお気持ちはよく理解しています。
効果的な漫画チラシを制作するための3つのポイント
それでは上記を踏まえて、実際に漫画チラシを作ってゆくときの3つのポイントをお伝えいたします。ぜひこのポイントを守って制作にチャレンジしてみてください。きっと良い漫画チラシが制作できることと思います。
① 目立つチラシを作ろうと意識する
悲しいかな、数多くのチラシはゴミ箱に直行してしまいます。その理由は、人間の脳が「同じように見えるもの」をまとめて見てしまう習性があるからなのです。その点、漫画チラシは、多くのチラシの中から差別化できる「目立つ」要素を、漫画チラシのビジュアル自体が持っているということです。
人間の脳は、文字情報よりもビジュアル情報を7倍認識しやすいというデータは前述いたしましたね。
② 読みやすいチラシを作るように心がける
いくら漫画でビジュアルが目立ったとしても、その中身が文字ばかりならば、その漫画チラシは他のチラシと同様にゴミ箱行きでしょう。
ターゲット層にとって読みやすい漫画チラシを制作することがポイントです。
漫画チラシにおける「面白さ」とは、その商品やサービスを紹介するときに、圧倒的に製品自体や、そのターゲットとする顧客層に対して「理解」できていることが重要です。面白さとは、その漫画チラシのターゲット層に刺さるためのマーケティングそのものであるということもぜひご理解ください。
③ おもしろいチラシ
漫画はハリウッドの映画と同じ流れです。つまりストーリーで組み立てられているのです。
最近では漫画が原作となって映画化される事例もかなり見られます。漫画は、主人公の夢→障害・敵の発生→応援団の登場→再チャレンジ→挫折→成功というストーリーがあることで面白く感じ、最後までしっかり読んでくれるのです。
読んでもらえる漫画チラシもそのような面白さが求められます。当社が制作する漫画チラシにもストーリー性を導入しています。手に取ってもらえたら、PR商品に引き込まれていきます。
最近「マンガでわかるシリーズ」という種類の本が売れているといいます。難しい内容がマンガになって「分かりやすい」から、ですよね。100万部を超える書籍の漫画化なども増えています。
漫画チラシのような短い1ページものや4コマでどれだけターゲット層の心に刺さるわかりやすさを提供できるか?それは漫画チラシを作る製作者の力量ではありますが、必ず必要な能力でもあります。
ではなぜ「目立つ!」必要があるのでしょうか?
人は「自分に関係ない!」と思った瞬間にその情報を無視します!
20年前、30年前と比べて、私たちが日頃目にする情報の量は10倍とも20倍とも言われます。
テレビは地上放送以外に、BS・CS放送など多チャンネル化しており、新聞もフリーペーパーが雨後の筍のごとく誕生し、情報量が増えました。
さらにもっとも劇的な変化は「インターネット」です。そのネットでさえ、創成期の頃はホームページとメールだけだったのに、今ではFB、ツイッター、インスタなどSNS全盛期であり、私たちが目にする、触れる情報の量は膨大なものになりました。
こういう時代にあって人間が取れる行動は、ひと目見た瞬間に「関係ない!」と思ったらさっさと次の行動に移るということです。新聞ひとつとってみてもすべての情報に目を通していたら私たちの頭はパンクし、1日を無駄に過ごしてしまうことになるのですから・・・。
今重要なことは、ターゲット層に「これは何だろう」と目を止めさせ、足を止めさせることなのです。このことをクリアして初めて、興味を持ったり、注文をしたりといった次の行動に進むことができるのです。
だからチラシに限らず、情報を伝える際は、次の順番で顧客に動いてもらうような広告を制作することが大事です。
- まず注目してもらう(漫画のインパクト)
- 興味を持ってもらう(漫画のストーリー)
- 欲求を起こさせる(漫画による商品やサービスの理解)
- 記憶してもらう
- 行動してもらう
これを「AIDMAの法則」と呼んでいます。
その際、最も重要なのが最初の行動である「注目させる」こと。そこにもっとも”マンガ”が威力を発揮します。
世の中で多くのチラシがあるものも、まだまだマンガを取り入れている企業はごくわずか。漫画が使用される機会が少ないからこそ漫画チラシは目立つのです。AIDMAの最初のハードルを越えるためにも、「目立つ」ということを軽薄に捉えてはなりません。
実際企業広告の最終目標は「目立ち、引きつけ、売る」ということに尽きるのですから。
今こそ、注目させる手段として漫画チラシを活用してみてはいかがでしょうか?
iComixでは、今までのチラシでは効果の減ってきて困っている企業様に、マーケティングと漫画の活用で貢献いたします。漫画チラシの魅力や可能性を感じられた方は、ぜひiComixにご相談ください。